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弁護士コラム

弁護士から通知書を受け取ったときのまとめ【基本から応用の対応】

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弁護士から通知書(内容証明)や請求書を受け取った!どうしたらいいの??
今回は、弁護士からの通知・請求を受けたときの対応について、基本的な対応から応用までをまとめてみました。

 

弁護士からの通知書を受け取った場合の対応の基本①:請求内容の確認

弁護士からの通知書を受け取ったことで、心配や不安、怒りなど様々な感情をお持ちになることでしょう。
このような場合に、まずやるべきこととしては、通知書の内容をよく確認することです。
相手はどのような根拠で、何をするよう(あるいはしないよう)に請求しているのか、その他条件など、記載内容を確認します。

弁護士からの通知書を受け取った場合の対応の基本②:請求内容の確認の仕方

弁護士からの通知書には、難しい言葉や内容が書かれているかもしれません。下記の項目・注意すべきポイントを意識して、読み解いてみて下さい。

□請求内容・何をするよう(あるいはしないよう)請求しているか(例:○○万円を支払え など)
□請求根拠・どのような理由で請求しているか(例:ある事件の損害賠償、ある契約の契約代金 など)
□その他条件
 ◇期限はあるか(例:いつまでに支払え など)
 ◇回答方法(例:本人へ連絡せず、弁護士に対して回答・連絡するよう など)

弁護士からの通知書を受け取った場合の対応の基本③:相手の請求に対する回答を検討する

全く身に覚えのない、弁護士を語った架空の請求もありますが、基本的には、通知書に対しては回答・返事することを検討しましょう。
弁護士からの通知書に感情的な対応や無視等してしまうと、交渉によるトラブル・紛争の柔軟・妥当な解決の機会を逃してしまう危険があります。
どのような回答をすべきかは、事案によって異なりますが、上記の項目に沿って、反論や納得がいかない点などをまとめるとよいでしょう。

□請求内容に対する反論(例:金額が高い、払えない、もう支払い済みである など)
□請求根拠に対する反論(例:事件と関係ない、契約していない、契約内容が違う など)
□その他条件に対する反論
 ◇期限 (例:期限を延ばしてほしい、分割払いにしてほしい など)

また、これらとは別に、通知書を受けった側の言いたいことや請求、条件がある場合、それらを提案するのもよいでしょう。

【応用】回答期限を延ばしたいとき

回答や返事の期限があり、その期限内に回答できない場合、相手弁護士に、回答期限の延長、猶予を申し出るとよいでしょう。
延長や猶予を申し出る場合には、回答予定時期や期限内に回答できない具体的な理由を伝えるとよいでしょう。

弁護士からの通知書を受け取った場合の対応の基本④:回答・対応の仕方

基本的な対応の仕方としては、相手弁護士に連絡を取る方法で話し合いや交渉をするのがよいでしょう。
弁護士が通知や請求をする場合、一般的には、各請求と併せて、トラブルの当事者本人に連絡を取らないよう要望を出します。弁護士や事案によっては、本人に連絡を取ることについて強い警告を行う場合もあります。このような要望や警告を無視して本人に連絡をすると、トラブルを悪化・深刻化させる危険性が高いですから、本人への連絡は控えるようにしましょう。

弁護士からの通知書を受け取った場合の対応の基本⑤:弁護士に相談、事件の依頼をする

弁護士は、法律トラブルを解決する専門家であり、法律や裁判の知識、法廷技術などを有しています。弁護士と対等の知識・技術で交渉や裁判を進めたいならば、通知書を受けた方も、弁護士に事件を依頼するのがよいでしょう。
少なくとも、回答をする前に、弁護士に回答内容や対応方法、事件の見通し等について法律相談するのがよいと思います。

 

春日井市内にお住まい、お勤め、通学中の方などで、もしも弁護士からの通知書や内容証明郵便、請求書などを受け取った方がいらっしゃいましたら、弁護士法人中部法律事務所春日井事務所まで、法律相談ください。当事務所では、弁護士から通知書等が来たという方からのご相談について、初回30分の無料相談を実施しています。

文責:弁護士 若井加弥子

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