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過払い金返還請求

過払い金の返還請求には時効がありますか。

過払い金の返還請求権は、完済してから10年で消滅時効となります。完済した日から10年以内であれば、過払い金の返還請求ができます。

(詳しい解説)

過払い金にも時効があります。過払い金は、最後に返済をしてから10年経つと時効で消滅してしまいます。

権利を有していても,それを一定期間(時効期間といいます)行使せずにいると,権利が消滅してしまうことがあります。このような制度のことを,消滅時効といいます。

過払い金は,法律上ないし事実上連続した1つの借金取引について,貸金業者に対して最後の返済をしてから10年で時効消滅します。

例えば、
①A社から1995年に借金をして、
②2000年12月に返済が完了したとします。
この時、50万円の過払い金が発生していたとして、2010年12月までに過払い金を請求しないと、時効で消滅してしまいます。

ところで、貸金業者から長い期間借金していると,途中で契約書を作成しなおしたり,利率の変更があったり,一度完済して,再度借り入れをしたり,途中で様々なやりとりがされます。

先ほどの例で、
③さらに2001年1月に、A社から再度借金し、
④2011年1月に返済が完了したとします。
この再度の借入で、さらに50万円の過払い金が発生したとします。
先ほどの取引と今回の取引が、1つの取引といえる場合には、2021年1月まで、計100万円の過払い金請求が可能です。
しかし、先ほどの取引と今回の取引が、別々の取引の場合、2010年12月までに過払い金を請求しなければ、先ほどの取引で発生した50万円は時効消滅してしまいます。例えば、2011年1月に過払い金請求したとしても、今回取引分の50万円の過払い金しか請求できないことになります。

このように途中完済があった場合など、法律上ないし事実上連続した1つの取引といえるかどうかは,取引期間の長さや,取引のなかった空白の期間の長さ,契約書が返還されたり,発行されているカードの失効手続が取られたかなど,様々な事情を考慮して判断されることになります(最高裁判所平成20年1月18日判決)。

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